カレー作りは楽しい。とりあえず、基本さえ押さえておけば、スーパーで手に入る食材ならなんでもカレーになる。そんなラフさが楽しさを生み出しているのだろう。
ラフな一方で、極めるとなると相当な知識、技術、感性が必要で、それこそ人間の一生では解き明かせない難解な料理である。この深い沼のような危なさは、ある種の魅力を発しており、それにハマってしまう人もいる。大勢いる。
カレー作りは楽しいが、出来上がったカレーから色々と推理してみるのも楽しい。これまで蓄えてきた経験値を試すいいチャンスである。
僕はカレー屋でカレーを食べる時、まずは食材から推理する。見た目から判断できることが多いし、味や舌触りなどもヒントなるので、比較的簡単に答えがわかるからだ。初めは容易な問題から解いて点を稼ごうというわけだ。(なんの点数?)
特に注意しているのは、玉ねぎの炒め具合。完全に溶け込んでしまっていて、全く存在が感じられない場合もあるけど・・・
次にスパイス。これは僕のレベルではなかなか難しい問題。スタンダードな味のカレーほど何が入っているのかわからない。逆に、特徴的なスパイスが入っていれば、正当の可能性が出てくる。ホールスパイスが皿に入っているとこっちのもんだ。
他はサラダのドレッシングだったり、ナンのモチモチ度、タンドリー・・・と出てくるものを食べつつ、思案に耽る。
食事のときにそんな考えて、美味いもんも不味くなるだろと思われるかもしれない。でも、楽しいのだから仕方がない。
僕にとって外食はミステリー小説のようだ。
今日の一皿
今日はジョイフルでカレードリア。カレー屋さんではないので、期待は高くなかったが、なかなかいい感じでした。ジョイフルは学生のときから頻繁に行っているので、もはやおふくろの味化しつつある。
柔らかい牛肉が美味い。ほかの具材はインゲンとポテト、そして半熟卵。一皿の中に色々入っているので飽きがこないからいいね。
カレーの風味に中に僅かだが、グリーンカレーのようなものを感じた。バイマックルでも入ってるのかな?それともインゲンの味と混ざって勘違いしているだけ?
外食はいろいろ推理できるところも楽しみのひとつだ。